健康マネジメント協会

 

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事業者が運転者の健康管理ですべきこと

 

本年度は運転者が突然意識を失う事故が、6月に2件、10月に1件、11月に2件発生しています。運転者の健康管理において事業者がしなければならないことは何かを確認し、健康起因事故を未然に防ぎましょう。
 

事業用自動車の運転者の健康管理マニュアル(PDF)

「事業用自動車の運転者の健康管理マニュアル」は、健康起因事故の増加に伴い国土交通省が作成した、事業用自動車の運転者の健康管理に関するマニュアルです。詳細についてはこちらをご覧ください。

 

運転者の健康状態を把握し適切に対応しましょう

事業者は定期的に健康診断を実施し、運転者の健診結果に異常がないかを確認する義務があります。また、普段からも脳・心疾患のような運転に支障を及ぼすおそれのある病気の、前兆や自覚症状がないかを確認する必要があります。

異常がある場合は運転者に医師の診断を受けるよう促し、医師から運転者の乗務に関する意見を聞きます。事業者は診断の結果および医師の意見を確認し、運転者の乗務の可否等を判断します。
 


ポイント
 
突然意識を失う「脳血管疾患」「心疾患」予防には動脈硬化を起こさない、血栓を作らせない『生活習慣』が大事です。運転者が生活習慣の改善に取組むためにも、まずは事業者が健康状態を把握し受診を促しましょう。

◆健康診断の実施と結果の確認

労働安全衛生法に基づき、以下の健康診断の実施が義務付けられています。

  • 雇い入れ時
  • 1年に1回の定期的なもの(深夜業に従事する者は半年に1回)

健診結果が出たら異常がないかを確認しましょう。特に所見に「要再検査」や「要精密検査」、「要治療」などがあれば指示に従い、運転者に医師の診断を受けるよう促し、医師に運転者の乗務に関する意見を聞きましょう。忙しい場合でも時間を作って必ず受診させてください。

また、所見に「要注意」、「要経過観察」などがある場合は、運転者の日常生活に注意し、医師の意見に従って生活習慣の改善に努めさせましょう。

ポイント
健康診断は受けて終わりではなく、結果を確認して前向きな生活改善に繋げましょう。再検査は必ず行きましょう。

◆運転に支障を及ぼすおそれのある病気の前兆等の確認

事業者は普段からも、運転者に脳・心疾患などの運転に支障を及ぼすおそれのある病気について、前兆や自覚症状がないかを確認する必要があります。異常が見られる場合は、症状の程度や慢性化・緊急性の有無などを総合的に判断し、必要な場合は医師の診断を受けるよう促し、医師に運転者の乗務に関する意見を聞きましょう。

自動車の運転に支障を及ぼすおそれのある病気とその前兆・自覚症状(PDF)

また、運転者が自主的に受けた診察で運転に支障を及ぼすおそれのある病気と診断された場合、運転者は事業主に報告する義務があります。事業主は報告を受けた場合、医師から運転者の乗務に関する意見を聞きましょう。

ポイント
ドライバーが少しの体調不良でも報告しやすい環境づくりを心がけましょう。

◆医師から乗務に関する意見を聞く際の注意点

乗務に関する意見を聞くのは産業医など事業者と連携関係にある医師が望ましいですが、違う場合は医師が乗務の可否を適切に判断できるよう、運転者に求められる健康状態や業務の特徴などを事前に伝えましょう。

事前に伝える内容の例

  • 常に周囲の状況を判断しながら、自動車を安全に運転する能力が必要なこと
  • 車いす利用者の乗降対応、緊急時の避難誘導等を行うための身体的能力が必要であること
  • 仕事は原則単独作業で、全ての発生する事象に一人で判断し処理しなければならないこと
  • 泊まり勤務、早朝勤務、長時間勤務が多く、生活が不規則になりやすいこと
  • 脳・心疾患、糖尿病等、健康起因事故を引き起こす可能性の高い疾病に特に注意してほしいこと
  • 道路交通法令で運転免許の拒否又は保留の事由と定められている疾病について注意してほしいこと

聞き取りは以下のような方法で行います。

  • 運転者が医師から聞いて書き留めた内容を確認する
  • 運転者が医師に診断書(有料)を書いてもらう
  • 事業者と契約している産業医が、運転者の診断をした医師から意見書や診療情報提供書(有料)を入手する
  • 運転者が診断を受ける際に運行管理者が同行して聴き取る
ポイント
医師には職業ドライバーであることを告げ、アドバイスに従いましょう。

◆乗務の可否等を判断

事業主は医師の意見等を基に、運転者の乗務の継続、業務転換、乗務時間の短縮、夜間乗務の回数の削減等の就業上の措置を決定します。その際は差別的な扱いをせず、疾病・症状の程度により医師の意見等に従って適切な措置を実施しましょう。

その後も運転者に医師等による改善指導や保健指導を受けさせ、継続的に健康状態を把握しましょう。改善が見られた場合は、医師に受診させて乗務に関する意見を聞き、再度乗務の可否等を判断しましょう。

ポイント
健康を改善するには喫煙者は禁煙、肥満者は減量、服薬を怠らないこと、歩く時間を増やすことなど出来ることから始めましょう。
 

◆お気軽にお問合せください◆

当協会は管理栄養士による生活習慣病改善を軸に、事業者が運転者の健康管理を適切に行うためのサービスを提供しています。また、健康管理マニュアルで推奨されているSASスクリーニング検査の提供や健康管理ノートの作成なども行っています。運転者の健康管理で不安がある方、困っていることがある方はお気軽にお問合せください。